FF16はまだ途中も途中です。ちまちまとやってます。
既にいろんな感想が飛び交ってるけど、その見かける感想がまた全然偏りがなくて面白い! やれシナリオがめちゃくちゃよかった or イマイチだった、やれバトルが楽しかった or 簡単すぎた、やれ美麗な演出が凄かった or ムービーが長すぎる、やれ今までのFFで一番文句のない主人公だった or 全然感情移入できなかった……そしてやはり繰り返されるFF特有のお気に入りスタッフ・シリーズを巡る派閥争い…………ああ、帰ってきたなあ!(爆笑)
筆者の感想がどこに着陸するかはちゃんとエンディングまで見てからにします(サブクエは見つけたらやってるしマップもほぼ確認してまわってるのでいつになることやら)。とりあえず、「PS5込みで8万近く出してこれか……」とはなっていないです。
とまあFF16の話はまだ先になりますが、
寝れない夜に思いつきで「BUCK-TICKを中心にしたサガシリーズのイメージソング風プレイリスト」を作りはじめたら結構いい感じになったので、それでも上げとこうかと。
単に「サガに似合いそうな歌モノ集」というよりも、「仮にサガの歌モノアルバムをほぼBUCK-TICKが務めるとしたら、こうであってくれ」くらいの範囲から筆者が選んだサガイメージソング集。BUCK-TICKがサガに合うのか? イメージイラストが小林智美先生だぞ。
イメージイラスト担当ということでちょっとだけFF16に話を戻すと、今のところ「めちゃくちゃ初期FFを意識してるけど “天野喜孝臭” だけがすっぽり抜け落ちてるなあ」と思いました。それはキャラデザだけじゃなく世界観・背景的なイメージとかでも。その “臭” が結構デカいんです。まあその話はまたクリアしてからにして。
プレイリストはテーマを3つに分けて各1時間ずつで、『サガを冒険している感』『作中に語られる伝説を覗く感』『GBサガっぽい攻撃性』の3部になりました。……が、一つ分だけ文章化したところで面倒くs……FF16の進行に支障をきたすのでやめました。なので基本は1つ目の『冒険している感』の部だけです。
では、とっとと行こう。
ホイ!
「冒険している感」の部。『世界』と『個』のバランス感がサガらしい感じにまとまったと思う。
◆
1. 疾風のブレードランナー
ミンサガのイメソン。広大な音像に吹き荒れるノイズと芯の強いボーカル。歌詞はどの歌詞がってこともないが、「たとえ世界がどれだけ非情で苛酷でも、君は自由に生きていいんだ」みたいなところだろう。冒険はいつだって想いのままに。生きもののサガが押し通る。
2. LOVE ME
疾走感と淡い音色のコントラストがアイシャやサラをはじめとしたサガの女主人公っぽいかなと。物語が裂けながら駆け抜けていく感じ。
歌詞的にはリサ嬢かもしれない。どんなに夢を見ても 気付けばいつも独りさ。
3. 月の砂漠
遥か遥か遠く 名も亡き孤独の王は
サガシリーズ触りたての「マジでどこに行けばいいのか何をすればいいのか全然分かんねえ」と呼ばれるあの途方もなさを出したかった。ぴったり。
ティアキンでも結構「始まりが説明なさすぎて何をしたらいいのか分からない」と言われててビビりましたね……目の前に城とかあるやん……
4. ワルキューレの騎行
サガ世界を取り巻く政治……統治、領土、戦争、謀叛、陰謀。
『異空』からなんか入れれないかなーと思ってたらピッタリなやつがあった。『ワルキューレの騎行』というネーミングセンス(※ナチス・ドイツと縁の深いワーグナーの同名曲より)もすごくサガっぽい。固有名詞としてワルキューレがサガ作品に出てきたかはあまり憶えてないが。
PS5でアンサガやれんのかな?(ローラ編しかクリアできてないんだよな) 大体攻略本情報ですがアンサガは準ラスボス組が七英雄ばりにイイキャラが揃ってるので、扱いが勿体ないなあとよく思います。
5. 謝肉祭 -カーニバル-
BUCK-TICK / Locus Solus no Kemonotachi (Day 2) / Shanikusai Carnival 謝祭 - YouTube
00年代星野英彦の名曲。近年のライヴver.がまた凄いんだ。
異国の夜の祭り、妖しい店、不可解な理……そういう「旅の裏側で出会うナニか」「自分の常識の外側に在るものとの邂逅」。そんなイメージ。
6. idol
神話あるところ、信仰あり。信仰あるところ心の闇あり。
素晴らしい破壊 そして誕生。君は神になるだろう。
7. ORIENTAL LOVE STORY
神話サイドへの隣接。純粋に遥かなる歴史と その先に目が届くような感じですね。まさにRomanという一曲。
そして、悲劇は訪れる。
‘JUST ONE MORE KISS' BUCK TICK SUB ESPAÑOL | 𝙨𝙝𝙚𝙞𝙢𝙤𝙤𝙣 - YouTube
8. JUST ONE MORE KISS
サガフロ2のかのヒロイン、コーデリアのイメソン。彼女的にはTABOO ver.の方がハマってるんだけど、サガシリーズのあらゆる物語を込めてこっちのversionにした。“キラメキは届かない トキメキは帰らない……”
小林智美先生の絵は上のコーディーの絵が特に名画というか印象深いです。まるで刹那の美貌、か……。
9. 月下麗人
まさに耽美な闇の世界へと。
10. Alice in Wonder Underground
【PV】 BUCK TICK Alice in Wonder Underground - YouTube
サガフロ感。というかクーン編感かもしれない。摩訶不思議で何が飛び出すか分からないちょっぴり危ない玩具の箱庭。
僕は「サガフロのノリここにあり」みたいな感じで好きなんですけどね、クーン編。冒険している楽しさというところでは作中で一番だったかなとも思うし。
BUCK TICK 世界は闇で満ちている - YouTube
11. 世界は闇で満ちている
世界は闇で満ちている
君が輝くために
でも世界は何も変わらないだろう
それでも夢に羽つけて飛ばせ
どこまでも
入れない理由はなかった。
詩人さん自身は「世界は変わらない」とは思ってないだろうから、もし彼が歌うなら人々の間で歌われていた歌を演ってみているんじゃないでしょうか。
12. 極東より愛を込めて
サガフロ2のイメソン。そしてあらゆる歴代ラストバトルへ。
見つめろ目の前を 顔を背けるな
愛と 死 激情が ドロドロに溶け迫り来る
そいつが俺だろう
俺らはミナシゴ 強さ身に付け
大地に聳え立つ 光り輝くこの身体
そいつがお前だろう
今こそ この世に 生きる意味を
本プレイリストで聴くと終盤で一気にクライマックス度が跳ね上がる感じがまたサガらしいかなとも。
Buck Tick ANGELIC CONVERSATION PV - YouTube
13. ANGELIC CONVERSATION
一言で言えば「生命賛歌」。そして「歴史となり伝説となる現在」。夢を食いちぎるバクを狩り大蛇に乗る。
そういえばこの曲を聴き始めた頃、頭に浮かぶイメージは小林先生の少年の画だったなあと。実際のキャラに反して凛々しいやつ。
選んだ後からそんなことを思い出し、まさにこの曲が締めでピッタリだったかな。いや、むしろずっと私の中でサガシリーズはこの曲の印象だったのかもしれない。
そして今更ですが、私が「BUCK-TICKという音楽を通して見ているもの」と「サガシリーズ(河津作品)というゲームを通して見ているもの」はほぼ同じだと思います。「PARADE 可能性を行け。世界は闇で満ちている。」
そんな感じでした。
はしょった後2つもちょろっと。
『作中に語られる伝説を覗く感』の部。ここからはBUCK-TICKオンリーじゃないです。
『gravity』と『Solaris』が大体アルドラのイメージ(『忘却』もかな)。アルドラ、本当に初ミンサガで「RPGとはどういうことか」を叩き込まれたくらいにカルチャーショックだったキャラクターなので、ちゃんと触れたいなとは思ってるんですけどね。
珍しくDEAD ENDが入ってるのは一曲目にかなり悩んだから。結果的に『オーバーチュア』っぽくなったような。
『零式13型「愛」』は「歴史や伝説に記録されている人々の死」で、『Mortal』は「神話・観念化される死(つまりデス様ソング)」みたいな、そんなチョイスでした。
『すべてがそこに〜』は以前にも上げたようにサガスカ全体の個人的イメソン。スペルバの新曲、この曲のおかげで期待値が一段と上がってるけどまあ彼らなら応えてくれるでしょう。
『GBサガっぽい攻撃性』の部。モナリザ強化版か? 肉からメタルまでOKなのはサガ3の種族変化システム。
『キャンディ』、ちょっと場違いかもしれないけど魔界塔士の荒廃都市及びサブヒロインのさやかから。もうずっとこの曲のイメージですね。
『VIETNAM』も入っとるなー(『REVOLVER』とのコンボがアツい)。
神を踏み超え続けるゲームシリーズなので、『ICONOCLASM』はこちらでもやっぱりメインソングなんですね。Gentlemanの骨もバラバラ。
最後は『愛ノ歌』。クールでオフェンシブだけどラストらしい熱が宿っている感じがめちゃくちゃ好きな曲です。わりと近年のライヴでもやってくれるよね(『Mona Lisa』と『Sid~』もやってくれ)。
そんな感じ。まあ、もし本当に魔界塔士をリメイクするならこんな感じの音楽でお願いしたいって感じです。
P.S. 16終わらせたらやってないFF一気にやろうかな〜とも思ってるけど、それはそれとしてラストレムナントをやりたい機運。去年もやんなかったか?