まさかの2回目。
1回目
益々脂が乗っている筆者イチオシのアプリゲーム『無期迷途』。
今現在もシナリオイベントが展開されているのですが、「ボリューミー&大設計過ぎてイベント内で別の作品をやってるかのよう」というか、「星のカービィスーパーデラックスで例えたら 『洞窟大作戦』始まります!みたいなノリで『カービィ3』がまるまる実装された」みたいな感触です。大陸の資力怖い。
いや本当いちイベントでこんな質的デカさが降ってくるのかと、アプリゲームの標準ラインが一新されていくような空気をビシビシと感じたり。同じイベント形式をローテーションで回す形とかはもう通用しなくなるんじゃないかというような(そういえばシャイニングニキもそういうところあるもんな)。
で、キャラクターを好き勝手に上げていくこのページ。無期迷途と言えば “夢女総刈りみたいなつよつよお姉さん達” なのですが、
筆者のアカウントはこの辺の方々がマジで全然引けないので、それ以外のキャラになります。エンフェルさんとかも出てこないんだよな……。
まあ、自由にお庭で遊びます。
(※筆者の個人的見解を含んでいるので、実際にゲームを触ってみたらここに書かれている見方とはまるで違う印象を持つ可能性もあります。知らんけど)
◆
ナイチンゲール
[ MBCC副官 ]
主人公「局長」が所属する、コンビクト達を収容・管理している機密機関MBCCの副官。ゲームを開始して一番最初に名前と立ち絵が出る人。彼女自身はコンビクトではなく、プレイアブルキャラではないことに大多数のユーザーが嘆いている。
所謂アイマスで言うところの事務員さん……いやむしろ社長枠。イベントのどっかで必ず登場し、局長の身を案じたり局長の独走を止めようとして通信を切られたりしている、報われない奥様(奥様ではない)。「ナイチンゲールを怒らせないこと」がMBCCの暗黙のルールになっているらしい。
実は結構な部分が謎の人物であり、また局長の存在自体も謎なのだが、彼女は冒頭から局長を命懸けで守った人でありその後も主人公の身を案じている。そこに愛の念がないと言わせることはまずないだろう。……まあ、局長の正体をめぐる波乱は絶対に待っているのだと思うが。
「私を信じてくれとは言いません。しかし自身を危険な目に遭わせないでください!」 ヘカテー「ナイチンゲール副官は、きっと心配してくれる。」
音楽と言えば、作中で手に入るBGMアイテムは「ナイチンゲールのコレクション」という名前で手に入る(MDが一番サイバーっぽくて格好良かったよね、分かるよ)。映画のサントラだったりなんたり……自室に入ったらオシャレ通り越して若干ニッチな音楽流してんだろうなあ。
【個人的イメソン】
Massive Attack 『Protection』
BUCK-TICK 『Jupiter(Silver Moon mix)』
どちらも普通にかけてそうだなあ。シェイプレスを流している女か……。
Protection (Remastered 2006) - YouTube
澈
[ 『白記事務所』中心メンバー ]
だるそうなイケメン。何でも屋『白記事務所』のメンバーであり、かつて現社長のハクイツと出会うやいなや彼女の為に色々手配し事務所を設立し今に至るとか。
低ランクで簡単に迎えられる貴重なイケメンかつ 孤高の狼ばかりの本作で『ハクイツ一家』なゆるいファミリーをやっている稀な人達なので、安定して人気が高い。大体なんかサボっているシーンが多いが、事務所的には何か大事が起きた時に全部の手回しをする切り札らしい。まあでも普段はコミカル要員です。
【個人的イメソン】
OBLIVION DUST 『LUCKY #10』
古い洋楽聴いてそうだよね、『Space Oddity』辺りとか。最近のを聴くにも英米のロック系トップチャートをとりあえずたれ流したりしてそうな。
ルヴィア・レイ
[ ニューシティ感電殺人事件容疑者 ]
売れない女優。とある事件に関与して以来、「ルヴィア」と「レイ」という二つの人格を持っている。一応MBCCに収容されているのだが、まあ彼女なんかは普通に許可をとって外で仕事を探している様子。
ドラマの撮影と称して複数の女性を誘拐・監禁、暴行を加えていた一味に捕まってしまい、その時に凶暴な人格「レイ」が生まれたとのこと。取り調べシナリオではその一味との再会を果たしてしまうが……。「それぞれの強さ」を尊重したシナリオはまさに無期迷途クオリティ。
やはりバラエティ班は使い勝手が良いのか、イグニ同様初期キャラながら早々に取り調べシナリオが実装され、今回のイベント等にもちょっとだけ登場したりしている。
【個人的イメソン】
Pale Waves 『Television Romance』『One More Time』
Pale Waves - One More Time (Official Video) - YouTube
まさにだろ。
メイス
[ 武器製造及び “酔夢事件” への関与 ]
ニューシティで鍛冶工房を営んでいた少女。武器の密造を請け負う他、“酔夢事件” では夢の中に閉じ込める液体も各所にばらまいていた。
立ち絵からも分かるように性格は非常に幼稚で性悪、煽り魔。またすこぶるなファンシー趣味であり、彼女の武器工房は工房に似つかわしくないくらいのファンシーグッズで溢れている。また、夢の世界での彼女は決戦みてーなBGMが流れるなかで安っぽいドラゴンと戦っていた。
そんな彼女の心の内はやはり、いや想像以上に破綻していた。トラウマなども抱えた彼女の心の中ではゲームのドラゴンの姿をした恐怖や負の感情が暴れており、それを制する聖剣を求めていたのだ。が──少なくとも、今現在も彼女は局長の必死の問いかけにも変わらぬまま、歪んだ心のままであり続けている。
自己防衛や処世の為にやむを得ず犯行に至った者が多い本作において、数少ない──「純粋悪」なんていうそれこそファンタジックなものではなく──未だ戻らない心の歪みを示してきた人物である。
【個人的イメソン】
タッチ!カービィ 『Dreamy Darkness』『Drawcia Sorceress』
Kirby Canvas Curse Music - Track 41 - Drawcia Sorceress - YouTube
なっっつ(ゲーム音楽から引っ張り出してたらこれになっちゃった)。いや彼女のキャラ的にド古いゲームでいいのか。カービィ作品、長らく買ってないけど「BGMがタッチカービィの後継作」みたいなの出たらちゃんと買うから言ってくれな。
マックイーン
[ 贋作製作による違法取引 ]
美術館で美術評論家リザーが出会った謎の人物。気取った飄々としたような素振りでリザーにウザがられていた。いつ見ても性別が分からなくなるが女性とのこと。
その正体は名作美術品の贋作を製作する違法経営者。かつては情熱的な芸術学生だったのだが、その努力は認められても才能は認められず、そして「マックイーン」という人物に騙され贋作製作に手を染めてしまった。その後「マックイーン」を殺めてしまい、そして自分が新たな「マックイーン」となる。一連の経験から芸術界に対し強烈なネガティヴ観を抱えており、「マックイーン」として露悪的に芸術界を翻弄する復讐を行っている。『虚栄、混沌、気まぐれ……これこそがマックイーンであり、これこそがニューシティ上流社会の全てなのだ。』
関係ないけど外見の雰囲気がケフカに似てない?
【個人的イメソン】
SOFT BALLET 『PRIVATE PRIDE』『INSTINCT?』
ああ、そう言われるとモリケンみたいな動きしてそうだな……。汝 売りの罪人、ハイド買いの廃人……
リザー
[ 新鋭アーティスト自殺事件当事者 ]
辛口な美術評論家。元々は画家であったが交通事故により絵が描けなくなり転身したという。辛口評論家として他者の作品を酷評・叱咤していたが、おそらくそれを理由に教え子が目の前で自殺。彼女の能力はその時に発現したらしい。強気な物言いは今も変わっていないが、教え子の悪夢に苛まれ続けている。
「口は悪くとも作品・美術に向かう態度は真っすぐ」なタイプとも言えるが、振り返れば彼女はいつも他人のことでばかり怒っていたようにも思える。その様は他者に寄り添う姿勢が全くないとは言い難く、ただ示すべき現実だけが常に厳しかった のかもしれない。そして何より彼女自身が、様々な過去を重ねながらも強くあろうとし続けていた。
因みにレスバ名人という側面もある。知性派キャラでレスバはどうなんだと最初は思ったが、それもまたただ彼女は冷淡なまでに情熱的なだけなのかもしれない。
【個人的イメソン】
minus(-) 『Below Zero』
睡蓮 『夕鶴会』
モ、モリケンとフジマキになってしまった……。まあでも「この人は絶対藤井麻輝にしないと」とは思ってたし。距離感もまあまあそれっぽいような……。
エイレーネー
[ 「クイーン集団」による不正M&A容疑等 ]
ディス経済を動かしている大物社長。利害関係を読んでMBCCにコンビクトとして自ら出頭してきた。取り調べシナリオでは彼女の出自と父親との確執、その父との殺し合いや彼女の野望が(局長の命も狙われながら)描かれる。
チェスが趣味であり、またチェスを介して局長とよく「指揮に立つ者とはどうあるべきか」みたいな議論戦闘をしている。彼女にとって彼女以外は駒だが、局長にとっては部隊員は同じ戦地に立つ同志であるといったふうに。デュエルしろよ。
そんなこんなで一時は局長をも殺しかけたが、なんだかんだ利害関係ということで落ち着いている。と言っても顔を出せば半分敵側だし、上記のように議論戦闘をよくしているので、敢えて本作における「ライバルキャラポジション」を選ぶとするなら彼女なんじゃないかと思う(普通にプレイアブルキャラだけど)。
【個人的イメソン】
SCHAFT 『BROKEN ENGLISH』
BUCK-TICK 『サロメ -femme fatale-』
BROKEN ENGLISHはこの手のキャラへの絶対的マイアンセムみたいなもんです。
Hellsing Ultimate - Broken English - YouTube
リン
[ ニューシティ学校事件 容疑及び失踪者 ]
今イベントより登場。放浪していたところを少女ガオや局長に発見され、ガオの映画制作に参加する。でかいヘルメットは彼女の能力(目ビーム)を遮断するもので、表面部分は結構表情豊か。写真が趣味。
素性は荒れたシンジケートからニューシティに移住してきた一家の一人娘。だがシンジケート出身ということで学校で度重なるイジメにあい、また両親もリンの苦しみを聞き入れず堪え忍ぶことを強要。そしてイジメの果てに片目に大傷をつけられ、その時にコンビクトとして発現、生徒数名に重傷を追わせ、彼女は一人で下水道へ失踪した。
語られる彼女の学校時代、カメラが好きな理由、そして再会した両親との対話は、久々に取り調べページを開いた筆者にこれぞ無期迷途のシナリオじゃいという重く熱いドラマを見せつけた。またイベントシナリオでも主要キャラとして活躍。君の未来は明るい。
戦闘の必殺技はやはり目ビーム、というかかめはめ波みたいな一方向貫通レーザーを放ち続ける状態になる。なかなかにロマン技。
【個人的イメソン】
FLOWER FLOWERとかかなあって。アイマスとかでフラフラを選ぶと「作品に対してうるさすぎるかなあ」とか思っちゃうけど、無期迷途だとリン辺りでも全然ジャストって感じね。
Tsuki - FLOWER FLOWER [Mi] [Audio HD] - YouTube
デイリン
[ 映画祭関連事件 ]
今回のやべー女。いろんな想いを胸に映画を撮ろうとする孤児ガオの前に現れた、謎のゆるゆる監督。その正体は天才映画監督かつ思慮深い文章家デイリン。大勢の想像力を力として大異変を発生させたS級コンビクト。そして、業界の非情さや空虚さをよく知っており、一度は自分が本当に撮りたい作品を封じられたシュール系映画作家。盛り盛りか〜〜〜! ゆるい眠そう(寝てる)な顔から落ち着いたシリアス顔キメ顔まで一気に見せた食えない奴。
イベント本編は振り返ってみれば「未熟な少年作家(未満)と業界に擦れた天才作家が触れ合う話」みたいなシンプルな構造だったようにも受け取れるが、初見ではほぼそう思わせない多彩かつミステリアスな構成、また「最も価値をもつものは現実。その一方での優しい嘘」といったようなテーマ性は流石。そんな本編ともリンクするデイリン個人の取り調べシナリオ──彼女が選んだ道筋も、外伝的位置に相応しい混沌さと乾いた空気で素晴らしいと思いました(感想文)。
【個人的イメソン】
『RAZZLE DAZZLE』『NOT FOUND』
「虚構が始まる。」 ……と、RAZZLE DAZZLEの時の今井寿ブログに書かれていた記憶があるのだが、ササッと探しても見つけられなかった。夢の続きだったのかな。
これは私個人の感じ方で全然公式の話ではないのですが、『RAZZLE DAZZLE』と『或いはアナーキー』は同質なテーマ・コンセプトの『光』と『闇』みたいなイメージがあります。個人的に。
ラファーとデイジー(死恋ラジオ)
[ デスラブラジオ ]
SNSでも超人気な番組「死恋ラジオ」のパーソナリティコンビ。ピンク髪で飛んで火に入るラファーと、それに振り回されながらハンドル役をやらされているデイジー。今回のイベントでとうとうゲーム内にも登場した。ラファーは思っていたよりゴツかった。
単純にデイジーちゃん好きなのでプレイアブルで実装されないかななどと思っていたけど、イベントのラストでラファーもしっかり株を上げていた。古き良き頼れるドタバタコンビ。
【個人的イメソン】
ラファー:hide 『Beauty&Stupid』
デイジー:Plastic Tree 『鳴り響く、鐘』『クリーム』
死恋:Plastic Tree 『ナショナルキッド』
hide 『CELEBRATION』
すげえ組み合わせだ……(Beauty&Stupidはプラと親交の深いセンパイがトリビュートしてましたね)。CELEBRATIONはXのバージョンの方がいいかなとも思ったけど、なんか体育会系っぽかったのでやっぱりhideソロの方にした。
PlasticTree-ナショナルキッド - YouTube
hide CELEBRATION (I.N.A.+ Pata + heath) TRIBUTE SPIRITS Ver. - YouTube
◆
選曲。LUNA SEAって案外イメソン向きじゃないよなーとか思ったりするのですが、多分「常に “耽美っぽさ” と “男臭いエモーション” が同時並走してるから簡単に当てはめづらい」のと、「歌詞が “極端に抽象的” か “極端に個人的” かのどっちかだから」かなーとか思います。うーんLUNA SEAらしい。でもgravity流しとこう。
gravity (L.A.live ver.) - YouTube
このテイクが一番好きです。そういえばサイコサスペンス映画の主題歌。
「ガラスの翼でも 羽ばたけるきっと 今強き人」
しかし前回に比べるとやたら長くなってしまった……(というか説明必須部分がすごく増えた)。まあ前回のは半日クオリティだったし。