FINAL(帰らない) FANTASY(夏の) ULTIMANIA(覚え書き)

 

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岩井俊二監督の2014年の連続ドラマ『なぞの転校生』が期間限定配信されているので観ています。

 

面白ーい!

期間中にぼちぼち見るかーくらいの気持ちでいたけど、ほぼ一気見状態でずっと観てます。連ドラを完走視聴するのなんてマジでいつぶりだ……。

しかし岩井俊二作品はどうしてこうも凄い役者を発掘してくる=それまで発掘されてなかった なんだろう。実際の人間による実写だから絵柄が変わるなんてことあるわけがないのに、典夫(本郷奏多)の顔の印象が物語を追うごとに変わっていってハッとさせられる。

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いや、彼、売れてないとおかしくない?

 

 

映画視聴も長らく気持ちが乗らなかったんだけど、最近ようやくぽちぽちと見始めました。いや巷で話題のとかはさっぱり観てないけど。

 

 

 

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FF16はいよいよもってエンディング直前っぽいところまで来たので、そろそろ感想を書きはじめています。何で感想をいちいちわざわざ書いてるのか? 楽しいからです。

 

書きはじめて早々「やっぱ俺、RPGに触れてる時が最高に楽しいわ!」となり。シナリオがどうだ、キャラクターが何だ、ゲームプレイングはどうなんだ、音楽は、世界観の文脈は、ビジュアルは。それら一つ一つが鍋のなかで混ざりあったようなものを堪能して自分の中で拡散してどうだこうだと言っている。人によって受け取る部分もその角度も丸っきり変わるものを、「俺はこう」「あなたはどう?」ってやってる。その多角さを許す土俵のあるRPGをやっている。やっぱりこれなんだわ。

(解釈バトルかと言うとちょっと違うというか、むしろ解釈バトルが「1を100に広げる作業」だとするならそれは「100の中の1と巡りあい、追いかける作業」のようだと思う)

何よりFFと言えば、「私にとっての最高作はどれどれでそれはこれがこうこうだから」とかずーっと言い合っている終わりなき幻想の戦いでしょう。一つの正解や完成型みたいなものがまるでないし、多分本当は競合自体していない。ただ「RPG」という一点でどれはどうだと言い合っている。荒れると言えば荒れるんだがそんな話題がやっぱりずっと話聞いてられるんだわ。

 

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まあまあ辛口()すれすれみたいな感想になるかとも思いますが、それも含めてFF16を盛大に楽しんでいると受け取っていただけたらと思います。

 

 

 

RPGにのめり込むともうソシャゲも一切触らなくなっちゃうんですが、そろそろ再開しはじめました。

 


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シャイニングニキを。

 

いや無期迷途も新イベントが始まってるのでそろそろ戻らなとは思っているのですが。

あとちょっと気になる新作タイトルをインストールしたけど、どんなもんかは全然分かりません。もしヒットするとこがあれば。

 

 

 

 

しばらく前に菅梓さんが取り上げてたDansa med dig

 

 

 

マジでこれが日本の片隅で埋もれていたのか……? と戦慄した。

こう、決してヴィジュアル系ではまったくないんだけど、でも自分が「V系的な音楽」に求めるものが詰まっているようにも思う。

蒼くシアトリカルで情緒な歌声やメロディライン、整っていて破壊的なサウンド、ドリーミーな空間性、そんなところ。

 

 

 

「夏が酷暑になっていくにつれて所謂『夏ソング』なるものは新譜から消えていって、過去の夏ソングは『まだ今ほど暑くなかった旧い時代の憧憬』になりつつあるんじゃないか」という話を聞いたり。

私のなかで夏ソングのイメージは倉木麻衣の『Feel Fine!です。懐かしすぎるだろ。宇多田より倉木だったし林檎より矢井田瞳でしたね……。

 

まあでも例えばPlastic Treeの『うつせみ』なんかは、どんだけ暑くなっても相応しい情景的な夏の香りなんじゃないかとか思ったり。シューゲイザーの斜光だけが夏を語り継ぐ。あ、新曲『痣花』は最高でした。

 

 

 

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女医タルヤさん、髪黒くすれば竜太朗では……? 挿入歌にサナトリウム歌わせよう。

 

 

 

 

懐かしくなって倉木麻衣の曲を聴いていたら、YouTubeのコメントに「あの頃はサブスクもSNSもないので、新曲がミュージシャンからのお手紙のようで何度も何度も手にとって聴いていた」という言葉があった。

今、曲が出てもサブスクで簡単に聴ける時代だからこそ、一周まわって音源盤はただ「手紙」なんじゃないかとも思う。『リリィ・シュシュのすべて』にあるCDの貸し借りのシーンをふと思い出す。

 

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