2023.4.1 軽井沢観光 & swing,sing 1st LIVE記 …with

 

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3月31日夕方、遠路もはるばる長野県は軽井沢へ。

 

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翌日のswing,sing 1st LIVEと、その舞台にあたる軽井沢も是非見て回ろうということで訪れました。

 

 

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公演前夜の軽井沢料理。軽井沢のお食事は「野菜で美味いと言わせてこそ業」と言わんばかりな爽やかな凄みがあった。ウマい! 全く関係ないが筆者は金属を口に入れるのが非常に苦手である(お箸お願いするタイミング逃して我慢して使った)。プラスティックな食器、全ての店に置いててくれ……

 

 

機運は完全にジャジーでswingモード、かと言うと


 

夜はこっちの配信で盛り上がってました。あ、でも会場入りのSEが『My Favorite Things』で奇遇にもジャズだったらしいですね。

 

 

そんなこんなで翌朝から軽井沢観光。大体の位置取りが分かるように、宿泊先のベッドで寝っ転がって殴り書きした軽井沢マップを……


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小学生の自作攻略本か??? 汚ったねえ。まあ軽井沢のイメージが少し掴めて全然掴めないのでいいんじゃないっすかね。

 

 

 

4.1早朝。とっても快晴。


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朝イチで寄った、『軽井沢タリアセン』というエリアにある塩沢湖

10時以降なら畔からボートにも乗れたり、ガーデンやレイモン・ペイネの美術館もあるという。「タリアセン」って何?と調べてみたら、ケルト神話に由来し芸術をつかさどる妖精「タリエシン」から” だとか。洒落〜。

 

 

日がもっと登ってからは、漫画版swing,singに登場してどうしても行きたかった場所へ。

 

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https://swingsing.net/comic/story/

 


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幽霊こと瑠璃先輩が夜中にギターを弾いていためがね橋。ど山道の旧道なのでアクセスがなんもなくてタクシー片道 ¥4500。しかも道ぐねっぐねの上り下りを30分かけて運ばれたのでめちゃくちゃ酔った。これで到着先がご不幸・心霊スポットとかもう地獄のジャムセッションだろ。

 

で、ここはもう県越えて群馬県なので、橋から1時間ほどかけて旧い歩行道を歩き、麓の駅→軽井沢行きのバスで戻る というコースを。

 

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matryoshkaの1stが合うと思って、歩きながらずっと聴いてたな。


「Sink Into The Sin」 matryoshka - YouTube

 

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さあ 安らかに、眠るように瞳閉じておくれよ。

 

 

 

お昼には軽井沢まで戻ってきて、こちらも漫画に登場した旧軽井沢商店街。人が多いので写真はやめたんですけど。


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東方Projectでお馴染みの。そういえば長野だったな(そちらのモデル自体は諏訪市の総本社らしい)。言われてみれば筆者の地元・太宰府天満宮前と商店街の雰囲気がちょっと似ているか。ちょっとこの辺から時間がキツキツだったので神社に寄ってみるのは惜しくも断念。

 

 

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そ、それもここだったのか……(厳密にはもっと南の、山の下の入り組んだ場所。はえ〜)。こんな澄んだ土地でそれはまあ驚愕だわな……。

 


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ズバリswing,singの主人公たちの舞台と同じ名称のカフェ、『プリムローズ』

……に着いたものの、実際のモデルは全然違う店らしいことに後から気づいた(しかも店やってなかった)

 

仕方なくもお昼をとりたかったので、近くの『Bread&Butter』さんで “軽井沢スパゲッティ” を。

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めっちゃ美味かったし、まさに静かで空気の良い場所でひっそりとお昼を頂ける素敵なお店でした(長居してしまってすみません……)。

 

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時間も近づいてきたのでそろそろ公演の会場へ。本当は駅より北西の『石の教会』と『高原教会』も行ってみたかったんですけど、まあそれはまたご縁があった時にということで。

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そもそも乗り継ぎじゃなくて車で行こうかなともギリギリまで考えていたのですが、でもやっぱり風景の一つ一つやその匂いがほのかに綺麗な地なので、徒歩じゃないとそういうたくさんのものを見落として単なる “名所切り取りツアー” になっちゃってたなあとも今は思います。おおStand by me。

 

 

 

 

 

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会場に到着。ロケーション良すぎか? いやここにこそ時間を費やすべきだったかも……

 

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というわけで夕方からの、swing,sing 1st LIVEを。

 


Harmony【swing, sing/1st theme song】 - YouTube

 

 

めっちゃくちゃ良かった。簡潔に伝えると

生バンドにやっぱいいね〜となって

歴史的名曲のカバー&ガチ歌唱にこんなのも聴けるのかとなって

技巧的なオリジナルデュエット曲にマジで凄……となって

ポルノの『サウダージ』のジャズバンドカバーで「これもう何でもやれるだろ」となって

2次元シンガー+ジャズバンドで前代未聞の空間になって

新曲も多数発表して

終盤のカバー曲『It don't mean a thing』で演者全員アドリブなんじゃないかみたいなスキャット空間になって

最後キャスト陣が全員ハケて楽器隊オンリータイムになって

からの現全員ver.メインテーマソングで全部纏まった。

 

強い。小手先とか出し物とかじゃなく、音楽に対する地のスタンスが強い。

「技量勝負」と「ジャンルへのリスペクト」と「サポート楽器隊の主役化」でこれでもかというほどフルスイングしていたようなライヴ。

 

 

公演中の写真とかが出ないと伝わらないかもしれないが、薄暗いステージ・黒ドレスが並ぶ横列のど真ん中をこの衣装の御方が真剣な顔で歌い続けていて

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「闇色系のライヴに来たんか?」ってなってたんですよね。むしろ半分くらいそう思って見てたわ。

 

もう少し印象的なシーンを思い出していくと、間奏や楽器隊タイムで完全に演奏者へとスポットが当たるのは定番として、『銀色メロディ』の時にヴァイオリンの半田彬倫さんがめちゃくちゃ体揺らして弾いている姿がライトででかい影になってて妙な見応えあったり。『廻り』は原曲にはないピアノが前面に出ていて大分印象が変わっていたり。メインヒロイン格のカバー曲が『What a wonderful world』なのが強いを通り越して「それ、アリなんだ……」ってなったり(他も名曲だらけだけどジョジョ6部ゆかりで好きなんです、前にも書いたな)。ラストの全員ver.『Harmony』はスクラッチみたいな音も入ってなかった? 全部は書いてらんないけどそんな感じでした。

 

面白いのが、音楽に対する堅実さを思わせつつもいち早く今の時代だからこそ出来るつくりも受け取れたところ。歴史的名曲のカバーは、早々から公式がサブスクアプリやSNSを通してジャズの名曲達を紹介していた取り組みからの地続きだし。2次元声優・シンガーを取り入れられていたのも「初めて見たなあ」となり。なおかつそこだけに話題性が引っ張られたりしないほどに、音楽ライヴとして充実している。

多彩な楽曲、時代も国も越えたカバー、歌唱キャストに集約されない楽器隊へのフィーチャー、“ジャンルに則ったジャンルレス” とでも言うようなレパートリーの豊富さ……ともすれば保守的になってしまいがちな「いちジャンルへのリスペクト」を、「いやJazzは何よりも広範で自由なんだ」というマインドで大展開しているんじゃないかというようなライヴだったと思う。とにかく「音楽の豊かさを信じている」でブン回したライヴであり、このコンテンツだなあという感想が湧いてくるものでした。

 

そこそこの移動費出して(謎のタクシー代もとられて)参加してきた甲斐は十二分にあったぞ、となりました。最高だった。軽井沢、またの日を。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2023.4.2 R.I.P

 


Ryuichi Sakamoto - Merry Christmas, Mr. Lawrence - YouTube

 

 

 


ミウ - YouTube