2022.8.13 Plastic Tree Tour 2022 (Re)quest in Zepp Yokohama


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に行きました。めちゃくちゃ楽しかったです。

 

言わずもがな当日は台風直撃。ザザ降りもザザ鳴り。傘も形無し濡れながら横浜へ向かいました。

 

 

 

ちなみに夕方くらいに更新されたBT今井さんのインスタ

 

 

偶然なんだろうけど、ふふってなる。

 

 

 

 

 

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(※SET LISTは予定のものであり、実際に演奏される曲目とは異なる場合があります。)

 

 

開幕。

マイブラ『Only Shallow(SE)』からの『Thirteenth Friday』。もうここでチケット代の倍の価値儲けたと思った。爆音シューゲイザーが会場全体に響き渡る。幕に映る映像が美しい。

 

幕が下りて『恋は灰色』『グライダー』。席がよかったのかメンバーの動きがよく見える。昨年のサーカスはよく見えなかったし(音は十分響いてたが)、Symphonic公演ではシックな雰囲気でキメてたけど、今日はフロント3人──特に正リーダーが動き回るのがよく見える。

 

最初のMC、「今日は外も台風なので、暴れてください」からの「暴れてくださいって言ったけど、一旦眠ってください……w」→『睡眠薬』。某先輩バンドの「かかってこーい!→ gravity」事件と同じ系譜を感じる。開幕から音も映像も際立ってたけどこの曲の入りのぐちゃぐちゃしたリズムで「やっぱりやべーバンドだな」ってなった。

あ、MCタイムの時に「ナカヤマアキラ、次の曲のギター自分で裏まで取りに行くんだ……」って思ったな (笑)。

 

そして『散リユク僕ラ』。ベストアルバムツアーということで聴きたかった曲がわんさか出てきたけど、その中でも指折り聴きたかった曲の一つ。ずっとアキラ氏の指の動きを凝視してた気がする。

 

ライフ・イズ・ビューティフル』、知ってたけど良い曲だ。つまりは僕らは世界でちいさくメラメラ燃えるゴミになるの。

 

そして次が、『プラネタリウム』。絶対に生で聴かないと気が済まないと思っていた一曲。驚いたのはこの曲の竜太朗はボーカルに専念していてギターをアキラ一人で担っていたこと。広大なイメージだったわりに、いや広大な空間的楽曲だからこそか。いつかもっともっと広い会場空間で聴きたいね。

 

パイドパイパー』の大手拍子を経て、真夏の『冬の海は遊泳禁止で』。まあ台風メアリー到来でやっぱり海は遊泳禁止ではあるだろう。台風下の海で首を絞めてじゃれ合ったりはしたくない。

『みらいいろ』『瞳孔』のロックチューンラッシュ。今日一日それなんだけど贅沢なセトリだ。

 

そして高らかなエレクトロ『マイム』、色々情報量が多かった (笑) 。飛び跳ねまくる客席。煽りまくる竜太朗。アキラと正にそれぞれ歌わせ、そして無声でもここぞのタイミングで客側にマイクを向ける竜太朗。うーん当日のメモには「音がカッコイイ。ギターが主役の曲」とか書いてあるけどそれどころじゃなかった気がする (笑)。

 

 

 

『「雪蛍」』からの『リプレイ』。バラードタイムだけど、激しい。改めて竜太朗の歌とアキラのギターが共存してるバンドって凄いなとか思う。

 

そして『ゼロ』。これはもう素直に感動。この曲がある意味本ツアーにおいてもトータルテーマみたいな曲でもあり。

マイブラの名曲を入場に使い、『Thirteenth Friday』で現れ、終盤をこの曲で昇華していく。問答無用のシューゲイザーバンド。

 

1と1 足したら2 それしか在り得ない世界

詩と音に組み替えて観たらキミを見つけた

鼓動が刻んで 紡ぐ4拍子 キミの心臓にまで僕よ、届け!

哀しみをあげる  微笑みをあげる あたたかな涙と引き換えにして

足しても引いても  掛けても割っても 何も変わらない魔法があるなら

明日を呪って  明日を夢見て どこかしら似てるような僕らに祝福を、

ゼロ────。

奏でてく、ゼロ────。

 

 

本編最後は『エンドロール。』  原曲よりハードでソリッドな印象。名曲だらけな本日だったけれど、ベストテイクだと思ったものを一つだけ選べと言われたらこの曲だったかもしれない。原曲の軽やかさそのままに生バンドの骨肉や、重さが息づいていく。例えば空に浮かぶ鳥にもその重さだけ幸せはきっとあるので。

 

 

 

 

 

アンコール1曲目。「今日やる予定にはなかったんですけど、これも記念かなということで」という前振りから『真っ赤な糸』。

「硝子の空に台風が来てるってさ  すごい風だろ」

こんな日の公演だからこそ急遽予定してなかった名曲をぶち込めるの、雨神バンドの真髄すぎる。このエピソードに立ち合ったことこそが儲けかな。

 

からの雨明けを予報するような『本日は晴天なり』で、EN1は〆。

 

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EN2。リーダーの「最後はみんなで盛り上がれる曲で」みたいなかけ声からの『落花』。

 

最後のMCタイム。口々に語られる短いながらも久々のツアーが出来たことへの喜び。今日はケンケンよりもアキラが笑いをとっていた記憶だけど、詳細はまあいいや (笑)。

改めて思ったけどメンバー全員イケメンね。まあ「メンバー全員イケメン」はバンギャの合言葉みたいなもんなので何なんだけど、弦楽隊2人がそれぞれ別方向に「男が憧れるイケおじ」みたいな御姿になられてるのが良い。いや勿論竜太朗とケンケンは見るからにイケメンだが。ケンケンとか乙女ゲーの広告に出てた気がするもんな。

 

 

 

そんなこんななMCタイムも経て、最後の最後、ラストナンバー。

『メランコリック』


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なんか、全体が凄かった。会場の一体感と、メンバーの楽しみやりきるような気迫と。自分はコロナ以降の公演しか知らないけど、「元々の自分たちはこうだぞ」を吐き出しきるような(叫んだり歌いだしたりするような客は終始一人も確認していないが、その阿吽の上で竜太朗の「いつもの煽り」が成立している感じ)。ファン投票で「Rebuild」に選ばれた曲だし。結局、降り出したのは雨だし。万感のメランコリック。

 

ハケる時、アキラが「じゃあねー!」から「またねー!」に言い換えてたり。竜太朗が何回も何回も戻ってきて言葉を残していったり。終わってしまう惜しさとこの場所にあった楽しさを噛み締めるように。

 

じくじくした感傷とギラギラしたロック、そして笑いと、感動。そんな一夜でした。

 

 

 

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素敵なバンドを選んだな、と手前味噌みたいだが思う。バンドを大事にしてるバンドはやっぱり大好きだなというか。それはBUCK-TICKLUNA SEAもそうだったり。

ともあれ、メンバーの嬉しさなりテンションの高さが一際伝わる今回のライヴで、そこに居た私もめちゃくちゃ楽しかったのです。

 

 

あ、次のライヴも決まってるんだ。『PPP割れた窓』? へー(ステマ)。