前のページ（https://franca-lediefaht.hatenablog.com/entry/2022/10/24/235916）の締めに「SPELLBOUNDの新曲『すべてがそこにありますように。』、これはもうまるでサガスカのイメソンだ」という話を入れようかと思ったが、蛇足すぎるのでやめた。
やめて別ページにしたけど、わざわざページを分けて書くほどのことでもなかった……
当の『すべてがそこにありますように。』はアニメ版ゴールデンカムイのED曲。
言わずもがな、こっちにも合ってます。曲が素晴らし〜〜〜。
今にして思えば金カムとサガスカって何かと近い作品だったと思う。異郷文化を探検している感じ、数々の思惑や伝説が渦巻き迫りくる混沌、過去を思わせる変人ばっかり出てくるところ、それら一つ一つのリアリズムの質感──文化資料的な土着感がベースにあるようなところ……。
ていうか、河津神サガスカ作ってる時に結構影響されてたんじゃなかろうか。時期的にもそうだし。志向している方向も近かったと思うし。やたら砂金採りが出てくるし (笑) 。
えーと、何の話？ スペルバの新曲が良すぎてヘビロテしまくってるって話かな。あとまだサガスカやってるって話。金カムぼちぼち完読に進めてるという話でもある。
その 先に上げたリアリズムというか、“世界の姿かたち一つ一つを重んじる” ようなところが、まさに『すべてがそこにありますように。』というフレーズにぴったりだとも思う。サガスカに当てはめるなら「原初の神」かどっかの神様やらの想いであるかのようにそのタイトルが響く。ともあれゴールデンカムイという作品にこの曲を託したスペルバは偉大だ。
君が一番欲しかったもの
すべてがそこにありますように
道端に投げ出される運命
チェスの駒のように転がった
ざんざんふりしきる だんだん落ちていく
螺旋上の命が終わらないリズムを鳴らしてる
ああ 消えていく 私の祈りも
導かれていく一つの場所 無限に絡まる無数の糸
ああ 忘れないで 私の終りを
ほどけないようにきつく結んだ 君が一番欲しかったもの
消えない痛みが僕らを 癒えない傷の数だけ
繋いでよ 刻んでよ 何度だって 何度だって
消えない傷をあげる 口づけの代わりに
癒えない痛みが呼んでる 繋いでいて 繋いでいて
君が一番欲しかったもの
すべてがそこにありますように
道端に投げ出される運命
チェスの駒のように転がった
君は君でいられなくなる
呼吸の仕方さえ思い出せない
処刑台の列は続く
染み一つない純白の地平線へ
傷跡に針を落とす
メロディが君を呼び起こす
なにもかもをこわしたい 君を蝕むもの全部
酷く清く美しく とりかえしがつかないくらい
ああ 忘れないで 私の終りを
ほどけないようにきつく結んだ 君が一番欲しかったもの
消えない痛みが僕らを 連れて行って 輪廻の向こうへ
引き裂いて 抱きしめてよ 何度だって 何度だって
消えない傷をあげる 花束の代わりに
癒えない痛みが奏でる 繋いでいて 繋いでいて
巡り巡るメロディ 代わる代わる祈り
聞こえているよ
叫ぶ 割れる 光る 溶ける 歪む 終わる
抱き合ったまま
めくるめく世界 願い きらり 光り
巡り逢う未来
回り回る 夢の欠片
回り回る 夢の欠片
回り回る 夢の欠片 僕ら開ける次の扉
回り回る 夢の欠片 扉開ける次の僕ら
p.s. サガフロ2のマイイメージソングは『極東より愛を込めて』です。
“今こそ この世に 生きる意味を”
