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ファンリクエストを元に選曲された本作。正直30曲では収まりきらない名曲の数々から代表どころやこんな曲まで、なんとか30曲に絞り込んで収録されています。ああいう選曲になったのかー。
ちなみに私が好き勝手に30曲選んでみたらこんな感じでした。
大体普通だな。右側の初手サナトリウム→バンビの「いきなり精神療養から始まる」感が気に入ってます。
一応オリアルからは(Hide and Seek以降)それぞれ一曲は入るようにしようとか考えてたけど、多分普通に選んでも大体こうなると思う。今回のベスト盤とは30曲中8,9曲被ってる選曲。入ってる方かな。
全然関係ないけどロマサガRSのイラスト眺めてたら有村竜太朗みたいな人おった。
3作連続で櫻井敦司を出してたゲームシリーズだから多少はね? ちなみにテーマモチーフは『サーカス』らしいです。キャラクター自身はそんなプラスティック的でもなかったけど。
というわけでお先に聴きました。今回のリマスター、全体的にかなり音変わってない?
折角なのでベストから洩れてしまった名曲たちと各アルバムのステマも盛り込みつつ……。
一曲目は『割れた窓』。HaS収録曲でも一番新旧どちらでも聴いている曲だなー。原曲は当時のサウンドと歌声ならではの賜物なんだけど、そこからよりヘヴィに鋭くなったRebuildも素晴らしい。
・『Hide and Seek』より やっぱり入ってほしかった曲 『水葬。』
・『Puppet Show』より リクエスト足りなかったとは言わせない曲 『本当の嘘』『サーカス』
サーカスは「この曲はまだ本当の完成はしていないから」的なそういうやつかな……
『Sink』、流石に知ってる曲でもあったけど、聴いてて一番に思い出すのは千葉にいた頃、大型台風で長期停電・水道止まったその夜に空っぽ状態なコンビニの駐車場でずっと聴いてた記憶。夜の粒子状の闇が〜って。
余談も超余談なんですけど、竜太朗さんの出身地が福岡→千葉なの(実際はもっと転々としてたらしいけど)、自分と一緒なんですよね。市町村は違うけど。転勤族育ちなんだなーと思うとなんとなく見えてくるものがある気もする。何でプラの歌詞がしょっちゅう忘れたり失くしたりばかりしているのか とかw(薄化粧の時とか結構九州の人らしい顔つきだよね)。
・突然の転校引っ越しって景色のスピードが早くなって僕は立ち尽くしたって感じかもな曲 『Parade』より 『スライド.』
『プラネタリウム』とかいう最高の名曲、次回のSymphonicでやってくれんか……
『散リユク僕ラ』Single ver.で入ってるじゃん。もしかしたら初アルバム入り? 実はシングル盤はたまたまブコフで買えたものを持っていたり(B面の『ギチギチ』は救済されないのか……)。
・『トロイメライ』より いかにもベスト向きじゃないけどかなり好きな曲 『千葉市、若葉区、6時30分。』『懺悔は浴室で』『赤い靴』
むしろ『雨ニ唄エバ』がしっかり入ってきてよかったわ。
・今回一曲も入らなかった『シロクロニクル』より 入ってもよかったろう曲 『イロゴト』『ナショナルキッド』
・『cell.』より表題曲、聴いたら絶対アガるというくらいめちゃくちゃ好きなんだけどなー。
『空中ブランコ』の歌詞、全編「声に出して読みたい日本語」。不揃いでも翼を手に入れたら きっと僕ら上手に飛べるから。ブッチがこの曲についてはケンケンに自分の叩き方を教えに来たという話が熱い。
・『シャンデリア』より 良い意味でA面集のようなオリジナルアルバムなので選出が問われる曲 『Ghost』『ナミダドロップ』『Puppet talk』
「壊れながら 失いながら 僕らは加速してつき進む
我を忘れ 時を忘れて いつかセツナイモノに変わったなら」
Rebuild、収録。
バラード2曲が選出となったもののアルバムトータルとしてはヘヴィでクールな方向性が高い人気を誇る『ネガとポジ』(自分が最初に上げた『眠れる森』と『ザザ降り、ザザ鳴り。』もアルバム代表としてはアレだが)。それでも『真っ赤な糸』は美バラードながらも今作のハードさソリッドさがしっかり満ちてる。やっぱり良い曲。
・そんな名盤『ネガとポジ』より 一曲一曲が競争率高そうな曲達 『egg』『アンドロメタモルフォーゼ』『hate red, dip it (loudest sound edit.)』
『ゼロ』が入ったの、良いよね。色んな意味で当然という気もするけど。トリビュートに入ってた曲って感じでそんなに聴いてこなかったの勿体なかったな。
・覚えていてね、黒猫よ 『ウツセミ』より表題曲
前に自分が書いたものを見返してたら『うつせみ』について、「ポップスとシューゲイザーとPlastic Treeの最大公約数みたいな曲」とか書いてて良いこと言うな(何言ってんだコイツ)と思った。
・『ドナドナ』より……最近牛さんを運ぶトラックをよく見るんだよなあ 『サナトリウム』『エとセとラ』
『バイドパイパー』、意外すぎるだろ。
『アンモナイト』は竜太朗がギラン・バレー症候群を患ってから療養明けでの作品だけど、ナカヤマアキラは本作について「相当出来上がった頃のPlastic Tree。下手したらリハーサル無しでどこでも突っ込めるみたいな」とのこと。実際これ自身も良いアルバムだし次に出来てしまうのが『インク』と『Hide and Seek Rebuild』なので、アキラ氏の言葉通りのバンドの熱だったんだろうな。
・そんな熱と自力の強さを感じる『アンモナイト』より 『Thirteenth Friday』『バンビ』『spooky』
「よし、プラをちゃんと聴こう!」と思ったきっかけはThirteenth Fridayでしたね。どこで自分の琴線に触れたかの重要な記憶。
・幻と化してしまいつつある傑作盤『Hide and Seek Rebuild』
これが手に入らないPlastic Tree、「MOTHERが手に入らないLUNA SEA」くらいの損失だろ(そんなにか?)(そんなにかもしれないのだ)。
・『インク』より 自分的には入れないという選択肢はない曲 『インク』『てふてふ』
・ミニアルバムでもどの曲がお好みかは人其其。 自分は『echo』より 『影絵』
『剥製』、『フラスコ』こそ入らなかったものの『マイム』『スロウ』に『剥製』と流石の選出。
でも10年代前〜中盤プラの集大成みたいな印象のある曲はやっぱりフラスコなんだよな。インク〜剥製期は唯一無二の哀憐な空気感が出ててアルバムトータルで好き。
・そういえばゲーム一応やってみようと思ってそのままだな 『doorAdore』より 『サイレントノイズ』『scenario』
・もはや懐かしくすらある2020年の現最新アルバム 『十色定理』より 『メデューサ』
プラもまたアルバム完成してこれからツアー、という矢先にコロナ禍となってツアーは見送りになってしまったんだけど、そこから早い段階で着々と配信ライヴを行い、また無声を逆手にとったようなSymphonic公演、そして形を変えての十色定理ライヴの貫徹と舵を進めてきた。当然厳しい局面だっただろうけれど、傍から見える雰囲気はある種淡々というか、超がつくほど地道に蓄積を続けてきたところがプラらしい。また竜太朗もどこかで「今までのアルバムを出し続けるルーティンのあり方を見直せた」みたいなことを言っていたと思うので(いや曲自体は出し続けてほしいけどね)、今のプラはどんな曲を引っさげてくるのか凄く聴きたいなあと思う。
Plastic Tree初となり〼
— 有村 竜太朗 (@Pla_ryutaro) 2022年6月18日
“セットリスト先出し”
となり〼。
(・予習復習・)/https://t.co/YT6AZwOBWu…#PlasticTree https://t.co/wjiaVbh9Xn
とにもかくにも、まずは本ベスト盤をセトリに組んだツアーがあるのです。何処かで行ければ。行きたい。
今のPlastic Treeによるベストアルバムとライヴツアー
永遠の暗黒内向少年の 落ちていくサーカスと また見上げる空の水槽を
ご一緒に