2020.5.2の記 ~いろんなhideの曲振り返り~

hideが旅立ってから22年


f:id:franca_LEDIEFAHT:20200502093005j:image

 

僕の人生は彼と出会ってから回りだしたようなもので。といっても聴きはじめた頃には彼は既にいなかったんだけど。

今でもロック・ヒーローって言ったら自分の中ではこの人なんだなあって。

自分も歳を重ねていくごとにどれだけ凄くてどれだけヤバいお方だったのかってのはより一層リアルに響いてきたり。

 

某氏がhideをロックという言葉を当てず「ポップス・エンターテイメントスター」という言葉で語ってたけど、それもまた一つの正解だろうなとも思う。

常に自分の思う最高のロックスター像を貫き、ファンや大衆にも提示し続け、絶対にファンを、そして自分自身を悲しませないよう落胆させないよう真っ先に行動し続けたというhide。

いやあ、俺にはできねえなあって(笑)。そういう彼の姿勢のおかげで人生の半分以上を彼の音楽と一緒に生きてきたんだけど、今自分もそういう在り方が理想かって言ったらまた違って。でもhideはやっぱり最高のロック・スターだと思ってて、そういうエンターテイメントに振った “スター性” が今でも仲間たちやファンたちに愛され続けてる理由なのかなと思う。

『ロック』としても『スター』としてもぶっちぎってたな、やっぱ。


f:id:franca_LEDIEFAHT:20200502094158j:image

 

ま、死後からのファンに語れることなんてこんなもんなので(笑)。

ともかく今日は一日hide三昧。聴きながら好きな曲のことでも書いてこうかな。

※筆者の語彙力のなさにより「カッコいい」密集地帯と化しております。カッコいいhideの音楽を側において読まれることをお勧めします。

 

 


f:id:franca_LEDIEFAHT:20200502095311j:image

 

CELEBRATION、Xというメタルを下地にしたバンドでこんなポップでキャッチーなパンクを成立させてしまうの本当すごいなと改めて思ったり。それはHIDEのセンスのなせる業でもあり、またそれを許容できるバンド作業の成果であり(あまりXってかYOSHIKIに対してそこまで穏やかではない私なんだけど、この頃のXは名実共に最高のバンドだったろうなと思うなど)。

なんと言ってもギターフレーズのキャッチーさね。HIDE曲なんかは顕著だけど、X通してHIDEの功績ってでかいんだなと思う。

f:id:franca_LEDIEFAHT:20200502111312j:image

紅ギターソロの歴史   https://youtu.be/mZOsnPIwMV8

 

ここでToshIも語ってるように紅はHIDEの一声で主要曲に復活しギターソロはHIDE&TAIJIが大々的にアレンジしたという。見事にHIDEが加わった時からいかにもメタルらしいギターソロから大幅に変化している。こういうバンドメンバーの蓄積がなければ例えばサイジェラとかもああいうギターソロにはならなかったのではと思うと、その功績はあまりにもでかい。

 

中学の頃Love Replicaが弾きたくてJealousyのスコア買ったらHIDEからのコメントで「これを弾きたいと思う奴いないだろw」って書かれてたって話する? いやサイジェラよりStab me~よりとにかくこれが弾きたかったんだけど…。似たような話で「LUNA SEAのMOTHERのスコア買ったらSUGIZOのコメントで『こういうのがあってもいいけど、基本は耳コピだよ』って書かれてた」という体験もあります。

 

SCARS、ほんっとカッコいい。Xのカッコいい曲永遠のナンバーワンなんだよな。私的イメージだけどダークヒーロー!って感じ。詞は多分TAIJI脱退についてなんだろうけど。

hideの最高傑作っていったらピンクスパイダーが挙げられがちなんだけど、ことメロディライン・構成という面ではこの曲こそだと思う。

f:id:franca_LEDIEFAHT:20200502162245j:image

SCHAFTが2015,16年に今井寿&藤井麻輝に加えYOW-ROW、上田剛士yukihiroという「ぼくの考えた最強の国内インダストリアルユニット」みたいな超メンバーでバンド編成したけど、そこにhideがいないの本当勿体ないなあとつくづく思う。96年より前でSCARSやzilchみたいなセンスを投下できる男がそこにいたはずなのに。

 

 


f:id:franca_LEDIEFAHT:20200502132527j:image

 

PSYCHOMMUNITY

まずこの曲とこの1stアルバムにはhideから少年・松本秀人に宛てた手紙が思い浮かぶ。

(画像は @old_school_vk様 https://twitter.com/old_school_vk/status/966692661460529153?s=09 より拝借)

f:id:franca_LEDIEFAHT:20200502144334j:image

紛れもない全てのロックキッズとロックミュージシャンに捧ぐべき一文。ずっとロックという「ワクワク」を探したり聴き返したりしてるのだろう。

f:id:franca_LEDIEFAHT:20200502145039j:image

この曲、ライブのOP用に作ったのに「壮大すぎて恥ずかしい」っつって使わなかったってね。『WORLD ANTHEM』なXとの対比が面白い(笑) 。

「精神共同体(PSYCHOMMUNITY)」って造語、実は結構汎用性高いよな。特に現代。

 

DICEは正真正銘V系の生みの親であるhideからのザ・V系っぽい曲って感じ。ストレートに超カッコいい。ギターソロが鬼カッコいいけどその後ろで鳴ってるテリー・ボジオのドラムがまたカッコよすぎてどっちに集中したらいいか分からなくなるの最高すぎないか?

 

SCANNER(愛のデュエット?)が未だにアルバム入りしたことないという事実。何故。隆一側からNGは出さんやろってか隆一自身がちょくちょくhideのイベントに出て歌ってるくらいなのに(マジで音源化望む)。RYUICHIの歌声はインディーズ時代も若かりし頃も河村期も今も好きですというご立派な奴隷みたいな私だけど、でも「一番尖りがカッコいいRYUICHIの歌声は?」って言われたらこの愛のデュエット?だと言い張る。だから勿体ないじゃんね。

 

EYES LOVE YOU、原曲はポップすぎてそんなにだけどライブ版は淫靡で妖しくてとても良き。個人的にはHONEY BLADEと同じ世界観って印象。勿論作詞者も違うし本人の意図ではないけど、HONEY BLADEがB級ロマンスみたいな壊れた恋劇の叙事詩だとしたらこちらはそこに灯る叙情詩って感じ。

 

うーん耽美とか美学主義とか持て囃された時代にDRINK OR DIEを放り込むノリよ。「酔っぱらって、氷川丸を沈没させることだあッ!!」

 

DOUBT、私が初めて出会ったインダストリアル・ロック。心震えすぎてインダストリアル漁ろー!ってなったな。結局やや疎かになってるけど(笑)。まさに「ポップソングからコアな音楽への入り口」を作って頂いたのだ。ムカついてる時とかDOUBT聴くよね。

唐突だけど「魔界塔士Sa・Ga」のかみ戦ピッタリって感じ

f:id:franca_LEDIEFAHT:20200502143332j:image

Hey Gentleman!  そんなにそっちの水は甘いか?

Gentleman!  カビくさいダイヤでも喰らえf:id:franca_LEDIEFAHT:20200502135701j:image

木っ端微塵のchaos(生ける者のサガ)を喉に詰め込め

(何故突然BLUE BLOODと同い年くらいのレトロゲームを…)サガ信者なので…。神をバラバラにするにも相応しいヘイトアンセムってこった。

 

「核戦争後の誰もいなくなった世界でヒッピーの兄ちゃんと一匹の猿がセッションしてる」ってどんな世界観なの…(A STORY

 

BLUE SKY COMPLEXやっぱいいなー。ファンクなノリにhideにしては比較的ダウナーなボーカル。でもこの曲の真の骨頂はアウトロの長いセッションタイムよね。

 

OBLAAT! 多分1st.で一番好きだな。初めて聴いた時からツボ全押しだった。音よし、メロディよし、歌声すごい好き、歌詞なんかかっけー、アウトロの暴走タイム最高、でPSYENCE A GO GOのライヴバージョン見て全部持ってかれた中学時代。

それなりにライヴ行ったり見たりするけど、でも自分にとって「ライヴ」というものへの価値観を固めたのはやっぱり初めて見たPSYENCE A GO GOのフィルム映像だったなって。歓楽、暴走、ショータイム。予定調和お断り。それでこそのライヴ。

 

結局、hideがTELL MEに込めた思いって何だったんだろうなとちょくちょく考える。再レコーディングを予定したりするほど大事にしていた曲。

舞台で化粧をして華やいでも結局弱い自分は残っていて、時には自分が自分かも見えなくなって。自分が自分の歌を歌ってるのかも分からなくなって。そう書くと「ヴィジュアル系の裏のテーマ」って感じもするよね。

ラスサビまでの歌詞と、最後のDメロ歌詞にはちょっと距離があると思う。いわば “問題” と “正答”。ただ、その正答に行き着くまでの方程式はこの曲の中では触れられない。そういう憂いと見つけられないなりの希望を感じる。

Singin' my song, for me.  Singin' your song, for you. 

 

V系」という言葉もあるかないかで「美学系」などと呼ばれたりもしていた時代。そんな時代の、ここまで渾身の思いを詰めた自身のファースト・ソロアルバムの実質ラストナンバーが『50% & 50% (CRYSTAL LAKE VERSION)』なの最高すぎないすか。V系の生みの親・hideにとっては生きざまだ美意識だを強調する姿勢よりも面白おかしなエンターテイメントだったんだな。どちらが良いか悪いかではなく、キレッキレやなあ (笑) って。

 

でも、そんな1st.Album『HIDE YOUR FACE』にこそhideの94年時点での半生とも言うべきロックの景色が詰め込まれていたんだよね。それってすごい素敵な証明だと思う。カオスはそんな小綺麗にまとまるもんじゃねえぞって。

f:id:franca_LEDIEFAHT:20200502142639j:image

 


f:id:franca_LEDIEFAHT:20200502145422j:image

 

限界破裂、カッコいいギターリフと歌メロ、ハードながらするすると流れていく曲展開に加えライヴの赤灯演出が本当格好いいんだよな。

f:id:franca_LEDIEFAHT:20200502170730j:image

 

LEMONed I Screamはshameのトリビュートの方が実は好きかな。ついでに言うとPOSEもトラックとしてはCUTTさんのオサレなトリビュートが一番好きだったり。しかし優しい曲だよね。

 

hideの曲のカヴァーは(V系シーンを主軸に)ごまんとあるけど、未だにHi-Hoをカヴァーしたバンドがいない(はず)ってのがhideの異次元ぶりを証明してると思うの(いたらスイマセン)。

無駄だらけの そんな君の世界が好き

空回りでも 混ざらない君の魅力の勝ち

もし良ければくだらないボクらと踊りましょう

ぶっ続けで聴くとPSYENCEの歌詞は優しいなあw

f:id:franca_LEDIEFAHT:20200502170122j:image

君の宇宙で小ちゃな星ごと踊りだす  Hi-Ho!

 

FLAME本当好き。自分の中でロックバラードらしいロックバラードって言ったらずっとこの曲のイメージ。まさに光に対置する影のような優しさ、影や炎の揺らぎのような心地好さ。空間的でキーボードも入るライヴバージョンをよく愛聴しているけど原曲の歌声やっぱすごい優しいな。

 

Beauty & Stupidがクラブのノリとの融合で画期的だったというのは正直隔世の感で未だに伝わらないところある。96年の音じゃねえ!ってのは全編通して伝わるけど。

 

BACTERIAのMV、hideでは一番好き。

f:id:franca_LEDIEFAHT:20200502162511j:image

今はマスクお洒落がニーズだからな!

「掃き溜めの鶴毟られ殺された」のどっかで言ってみたい感。まさにPOSEと並んで下らない世界へのヘイトアンセムって感じだ。

 

I.N.Aさんの本に書いてあった「GOOD BYEビートルズの現代版っぽいって褒められたけどhideちゃんも俺もビートルズちゃんと聴いたことなかった」って話好き。今井さんといいこれだから邪道ギタリストは。

私ももし何処か一人迷っても聞こえたなら軽やかに歩き出せるかな。いやそれで何とか今日まで生きてきたのか。

 

POSEは先に書いたようにCUTTトリビュートが大好きなんですけど、でも一番はXのHIDEの部屋コーナーのやつ。リアルタイムだったら最高だったろうなって。

f:id:franca_LEDIEFAHT:20200502164922j:image

https://youtu.be/ZB1TSBFiA3E

未来人すぎんだろ

 

 

ある頃私は滅茶苦茶やさぐれてて、もう本当に何も信じられないみたいな時期があったんだけど、そんな頃の夜中に何となくMISERYのMV動画を開いた。そこの紹介テキストで初めて彼女も旅立たれていたことを知った。もう色んなものが重なって一晩中MISERY聴きながらぼろぼろ泣いてた。本当に。変な話あれ以来10年近く涙が出てないんだが、単なる不健康か、枯れるまで踊り尽くしたのかな。

全て受け止めて  この空の下で  君が笑う

シングルバージョンの方がギターうっさくて好きだな。BUCK-TICKの『キャンディ』『疾風のブレードランナー』と並んでポップス・ロック及びピースフルなロックの個人的最正解って感じ。

 

改めてだがこの名アルバム『PSYENCE』を3人かつほぼ2ヶ月で作ったのヤバすぎるでしょ。

 


f:id:franca_LEDIEFAHT:20200502203858j:image

Junk Storyもこの頃に作られたという。歌の歌詞が、『兄弟』にも出てくる真由子さん宛の手紙ほぼまんまかな…。

真由子の歩調に合わせて歩いているうちに、ノイズがどんどん聞こえなくなって、昔のこととか、初めての東京ドームのこととか、忘れていたいろいろな『絵』が見えてきて、感動しました。真由子のお陰で、思い出さなきゃいけなかったいくつかのことが、頭に焼きつきました。ありがとう。」(Make-A-Wish Japanより抜粋)

あの日の物語 明日の歌に繋げようか

上の方に「TELL MEの歌詞には問題と正答だけで式がないかのよう」と書きましたが、某所で「Junk Storyの歌詞はTELL MEの精神的な続編であり回答」という読み方をされてるのを見ました。うん、そう読める。

ギターがやたらエスニックなファンタジー感出してて心地好いんだよな。

 


f:id:franca_LEDIEFAHT:20200502191754j:image

 

そして『Ja,Zoo』へ

 

SPREAD BEAVER、出だしからカッコよすぎる。古い古くないっつーよりこういう音の組み立てしてる曲が他所で聴けないでしょっつう。それが “PSYBORG ROCK” と呼ぶところかな。

 

“自身にとっても深く辛い事態だったX解散に対し、「悲しませておくわけにはいかない」って即日ROCKET DIVEを発表し、尚且つ「こんな綺麗事歌うやつ信用できない」って自分で言い出してピンク スパイダーever freeで補完する”っていう責任感。一生見習っていきたい。責任感が生んだ名曲群。

やっぱROCKET DIVEのギターソロ、誰に何と言われようとこの世のギターソロで一番好きやわ。そして俺も真っ先にこれ弾こうとしたし。そういうキッズを全国に量産した時点で狙い通りだったんだろうな、多分。

f:id:franca_LEDIEFAHT:20200502202836j:image

 

ピンク スパイダー、文句なしの傑作曲。へヴィなバンドサウンドと糸巻くようなデジタルが初っぱなから絡み合うサウンド。キリキリとキマっているようなAメロ~サビ前半、そしてバラードのように美しいサビ後半とフィニッシュ。それらがポップでコーティングしてまとめ上げられている。

f:id:franca_LEDIEFAHT:20200502202748j:image

間違いなく傑作であると共に、「間違いなくこの更に先の境地まで行けたよな…」という “過渡期感” もまた思わされてしまう。

歌詞はネットという「切り取られた四角い世界」に溺れる時代への早すぎた暗喩。

サビ後半のバラードっぽいところはバラードっぽく淡く歌っちゃ駄目なんだよね。美しい旋律を瞳孔ガン開きみたいなテンションでがならないと駄目ですという厄介な私からのお言葉。数あるカヴァーでそこを守ってくれたのは何気にToshIだけだったなと思ったりも。

 

DOUBTはI.N.Aによるリミックスが施された『TRIBUTE V』収録バージョンと、2013年氣志團万博のテイク(hideのボーカルと今井寿森岡賢、Tetsu、J、HISASHI & 氣志團による演奏)が最高という意見。

f:id:franca_LEDIEFAHT:20200502202557j:image

氣志團万博2013  https://youtu.be/XTHy2o3FMIY

DOUBTに乗るTetsuのやかましいドラムと今井さんの怪ギター完璧すぎでしょ。

 

ever free、10代の頃は「いいこと歌ってる風なポップな曲」止まりだったけど二十歳過ぎてから沁みること沁みること。ベタすぎか俺は。

消えてゆく最初のメロディー  何処でナクシタのだろう?

何処へ行きたいのだろう?

デタラメと呼ばれた君の自由の翼はまだ閉じたままで眠ってる

hideの当初の案ではこれをアルバムラストにする案もあったんだよね。そっちの方向で進めてほしかった。ということでマイプレイリストは大体ever freeがトリです。

 

BREEDINGはこのアルバム後半に相応しく音が(ついでにhideの歌声も)鋭くカッコよき。

この歌の歌詞聴いてるとジョジョディアボロとドッピオを思い起こすのは俺だけでいい。

f:id:franca_LEDIEFAHT:20200502203241j:image

ムシ達と歩いて行こう  鬼達をかわしながら

本当は僕 買われているのか?

 

HURRY GO ROUND、女性ボーカルでも聴いてみたいな。坂本美羽さんとかどうなんやろ。NOVEMBERS

シューゲイザーカヴァーも良かったな。

 

 

 

では、

 

「日本のォ神奈川県横須賀市からいらっしゃいましたー松本秀人さんですぅ~張りきってどうぞー!」

f:id:franca_LEDIEFAHT:20200502220819j:image

 

あのタイミングでzilchがリリースされていたら、音楽の世界地図は変わっていたと思う」(J

順調にリリースできていればマンソンの『ANTICHRIST SVPERSTAR』より早かったはずだからね。

フジマキに伝えたという「SCHAFTが日本スタートでああいう音楽を始めてるから、逆に俺は海外発でやろうと思ってzilchを作った」も合わせて。

f:id:franca_LEDIEFAHT:20200502221717j:image

それは邦楽と洋楽の間の分厚い隔たりが今日まで解体される、その前夜の話。

 

改めて聴くとSCHAFTの『SWITCHBLADE』の方が洋楽感強くてこのzilchの『3・2・1』の方が「あーでもめっちゃ邦楽のエッセンスだよなあ(笑) 」てなるのちょっと面白いな(笑)。まさに「アメリカにケンカを売るためのバンド」。

SPACE MONKEY PUNKS FROM JAPANなんかは超露骨にケンカ売ってるけど、INSIDE THE PERVERT MOUNDなんかでも「いや、でも当時の海外で通用するんかこれ?」って(勿論クオリティではなくつくりの面で)。全然言語化はできないけど、「アイデアの立て方が邦楽でしょ」みたいな感触。良い意味で場違いな音が散りばめられてるというか。でもインターネットが普及するなり日本の音楽が趣味な方々にはウケていったのを思えばつまりそういうことかな。

足上げたら痺れるなんて何考えてんのか全然分かんないよ。何でいっつもそんなこと言うの?

 

WHAT'S UP MR. JONES?』、デヴィッド・ボウイへの個人的な当てつけとも言われるこの歌詞。まさに地の底から喰いかかるダークヒーローって感じでカッコよすぎるんだ。

 

他のワークと被ってない曲だと、PSYCHEは鉄板か…。HEY MAN SO LONGとか好きだな。うねるようなデジタルノイズが心地好くて。

DOUBT、原曲よりこっちの方がギター歌ってるくらいある。

 

EASY JESUSこのアルバムのトリに相応しいくらい格好いいと思ってるのにあんま人気なさげなの何でや。


f:id:franca_LEDIEFAHT:20200502233801j:image

 

 

先にも挙げたI.N.Aによるリミックス作品『TRIBUTE V』はマジでオススメの一枚。

f:id:franca_LEDIEFAHT:20200502234704j:image

Squeeze IT!! も原曲の空気っぷりが嘘みたいにサイバーでガチカッコよくなってるから。そしてI.N.Aさん曰く集大成型のDOUBT。トリがOBLAATなのもあのステージを共に駆け抜けたI.N.Aさんならではだろう(笑)

hideソロ版CELEBRATIONも格好いいんだよなあ。ちょっと櫻井さんに歌ってもらいたいw

定期的にこういう作品やってくんないかな。

 

 

この曲を忘れるわけにはいきませんね。90年代国内音楽シーンの真の偉人達の本気がここに詰まってる。どうぞ。『SUPERSCHAFTRACK』。

https://youtu.be/kW9vtOumhRM
f:id:franca_LEDIEFAHT:20200502234830j:image

 

 

 

さーっと一日中聴き返して、思うのは、「彼の音楽と共に生きてきたのは自分にとって最高に幸福で、自慢なことだ」ってことかな。

BUCK-TICKともども。

 

https://www.instagram.com/p/B_roIW-Jrap/?igshid=1cirp2d97lv5p

 

 

Ladies and Gentleman, Boys and Girls.

  Life is still going on !!