その名のとおり古い絵画とかをネットで漁ってまわったやつのメモ。
Twitterとかではそういうの好きでタイムラインに流してるのですが、忙しさにかまけたりしていっちょん覚えないのでここで書いて貼らせて頂ければまあ覚えるだろうという安直でセコセコな試み。更新続くんか?
え? 好きな画家? とりあえずバンクシーとか答えといたらええかな…。一応シュレッダー事件前から追ってはいたし(追ってただけ)
ジョン・アトキンソン・グリムショー (John Atkinson Grimshaw)
1836年9月6日~1893年10月13日。イギリス。
美しいー。夜想ー。
ビクトリア朝時代の芸術家。ラファエロ前派スタイル(乱暴にいえば「自然をありのままに再現すべき」的な作風)。
ゴッホらとほぼ同期。だがグリムショーの絵はすぐに売り飛ばされて正式に残されていないので公的に残ってるものはほぼないとか。文筆活動みたいなのもやんなかったらしい。無名の偉人感。
ヨハン・クリスチャン・ダール(Johan Christian Dahl)
1788年2月24日〜1857年10月14日。ノルウェー。
ロマン派の代表的画家だとか。
風景画は単なる自然の模写ではなく、自然の偉大さや歴史、その周りに生活する人々の息づかいなどを伝えるものでなくてはならないと考えていた云々。
デンマーク領がスウェーデン=ノルウェー二重王国になり民族主義の流れが高まると、そうした気運の中で民族的ロマン主義が勃興。ダールの風景画はそうした民族的ロマン主義の影響元とされ『ノルウェー風景画の父』と称される云々。
なんというか、空に優しみを覚える絵ですね。幼少から往年まで苦労や不幸を重ね続けたけど気遣いのできる人で、内向的なカスパー・ダーヴィト・フリードリヒのよき親友だった という逸話が何となく伝わるというか。
カスパー・ダーヴィト・フリードリヒはドイツのロマン主義絵画を代表する画家。この絵の人。
やや過剰ともなりかねない愛国主義的姿勢や反フランス主義、神秘主義的傾向で政治的な面で批判を浴びる事もあり。死後にはナチスにも利用された。
早くに妹が亡くなり、また目の前で弟が亡くなる。それを助けることが出来なかったことで自身を攻め苛み、うつ病になり自殺未遂を起こしていたという。両親も早くに亡くしている。
ナショナリズムは御免被りたいが氏の作品から伝わる死の匂いはなかなか思うところある。
後年、病による麻痺で油彩画が描けなくなった中で仕上げたとされる遺作。
アルヒープ・イヴァノヴィチ・クインジ(Архип Иванович Куинджи)
1842年1月27日〜1910年7月24日。ウクライナ出身、ロシア。
蒼くて暗くて好きすぎる。
1870年に結成された「移動派」こと巡廻美術展協会(ロシア帝国の専制政治批判などを取り組んだ芸術運動)の組合員。
初期のクインジはイワン・アイワゾフスキーの影響を受け、海に関連する題材を選んでいたが、1870年代の半ばに自然界をモチーフとした数々の風景画を生み出すようになった。自分の最も奥深い情感を自然界のありさまの輝きに置き換えようと熱望した云々。
https://iskusstvo-jp.com/items/5c53e224787d84215f0a2f73 より
先達にあたるイヴァン・アイヴァゾフスキーは海を大半のモチーフに風景画を描き続けた代表的な海洋画家。
気が向いたら気が向いた頃に続く。多分。